アイドルのスキャンダルに謝罪は必要なのか
先月30日、TOKIOの山口達也が起こした事件について、メンバー四人が会見を行い、山口が脱退の意向を示すも、それを保留している状態であることを発表しました。
ジャニーズ事務所の責任問題はどうなんだとか、#Metoo界隈の人たちはこの件は騒がないのかとか、色々と話題になっていますが、僕にとってはそんなことよりもまなかとあおたんが活動休止を発表したことの方がよっぽど大ごとだし悲しいです。
こんにちは、みるきーふぁんとむ(@milkeyfantom)です。
長年ジャニーズの先頭グループを走ってきたTOKIOのメンバーの一件ともあって、世間を騒がしていますが、坂道界隈においても最近、二人のスキャンダルが報じられました。欅坂46の志田愛佳と乃木坂46の能條愛未です。どちらも文春砲として知られる週刊文春によるもので、詳しい報道は以下の通りですが、どちらも報道に関しては公式には何の反応も見せておりません。
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過去に話題となったアイドルたち
最近のアイドルというと、主に48グループということになってしまいますが、過去にもスキャンダルが大きな話題をよんだメンバーがいました。とりわけ大きなものといえば、48Gでは指原莉乃、峯岸みなみ、須藤凜々花、坂道では松村沙友理などがあげられるでしょう。
スキャンダルの対応としての謝罪
スキャンダルが報じられた場合には、様々な対応の仕方があります。
公式に認めて、謝罪するもの。メンバーが事務所の方針を無視してコメントしてしまうもの。だんまりを決め込むもの。暗に何かを仄めかすようなメッセージを発するもの。
これらの対応によって、スキャンダルを起こしたメンバーのその後の芸能活動が大きく
左右されると言っても過言ではありません。
そのような中で、事実を認めて謝罪する
この対応は、一見すると誠意に溢れたものに思えるかもしれませんが、あくまで当人のプライベートなことに関して、なぜ謝罪しなくてはいけないのか、もっと言えば、なぜ執拗にメディアなどに追い詰められなければいけないのか、そのように考えるアイドルたち、あるいはファンも少なくないのではないでしょうか。
冒頭に述べた山口達也の一件は、犯罪行為となってしまいましたし、あれだけの知名度のある人ですから、スポンサーなど多方面に多大な迷惑をかけてしまったので、謝罪するのは当然のことかもしれません。しかし、アイドルの熱愛スキャンダルに関しては、犯罪ではありません。人を好きになっただけなのに、謝らなくてはいけないのでしょうか。
謝罪に成功したアイドル
とは言っても、過去にスキャンダルを起こし、その後、人気を維持するどころか、さらに上増しさせた人を見てみると、その多くは、公の場で謝罪を行なっております。
AKBGでそれがもっとも顕著なのと言えば、指原莉乃です。
指原莉乃が涙のHKT48電撃移籍、“元カレ”暴露報道を受け謝罪も。 | Narinari.com
全面的に報道内容を認めたわけではないものの、ラジオで公式に謝罪し、その後HKTに移籍し、贖罪をした格好になりました。
その後の彼女の活躍は、おそらくAKBをあまりご存知ない方でも知っているように、今では多くのテレビ番組に出演し、タレントとしての地位を気づきあげました。
他にも、峯岸みなみ、須藤凜々花、松村沙友理など、大きなスキャンダルがありながらも、その後も人気を獲得し、芸能界で活躍を続けています。
逆に、渡辺美優紀などは、自身のスキャンダルに最後まで公式に触れることはなく、そのことが尾を引いたのか、人気がなかなか伸びずに卒業する形となってしまいました。
ファンが求める謝罪とは
それぞれのメンバーによって、アイドル像、ファン層など、様々な要因が違うので、一概に謝ったかどうかで語るのは難しいところですが、結果だけみれば、きちんと謝罪をするという形をとったアイドルはその後も活躍を続ける、むしろその一件をバネにさらに飛躍するメンバーもいるということは事実でしょう。
それらから考えられることは、ファンは謝罪を望んでいるのではないかということです。報道されたことが事実かどうかなんて、本当のところは当事者にしかわかりません。であれば、事実かどうかより、大事なのは、そのメンバーをその後も応援していきたいほど好きなのかどうか、そして、それだけの価値がその子にあるのかということ、それをファンは推し量ります。
結局は、ファンは何度その子が間違いを犯そうが、その子が活動を続ける限り応援し続けるのです。それがファンというものなのです。ともすると、ファンは自分たちがその子を応援し続ける理由が欲しいのです。
だから事実であるか否かにかかわらず、きちんと誠意のある対応をして欲しい、もし事実であるならば、認めてもう一度やり直して欲しい、そう願うのでしょう。
その謝罪に、想いに、どういう解釈をつけるかは、ファンの勝手なのですから。