ひらがなけやきがヒット祈願で19人全員バンジーに挑戦!!アイドルの体当たりロケに意味があるのか問題。
昨日放送されたひらがな推しで、1stアルバム発売ヒット祈願と称して、メンバー19人で全員でのバンジージャンプを行った様子が放送された。今週の放送では、19人中15人がチャレンジし2人が見事飛んだものの、河田、宮田、高瀬の3人が飛ぶことができず、残りの潮、加藤、齊藤、佐々木美玲の4人を含めて来週への持ち越しとなった。
番組冒頭から終始心ここに在らずな様子が映し出されていた、自他共に認めるビビリの齊藤京子が果たして本当に飛ぶことができたのか、来週の放送が気になるところだ。
アイドルが芸人顔負けの体を張った企画に挑戦する。それはいつの日からかアイドルのバラエティ番組の定番とされ、これまでも数多くのアイドルが様々な企画にチャレンジしてきた。その苛酷さに涙するシーンも、もはやテンプレートと化している部分もあるだろう。しかし、このような企画が行われる度に、「こんな過酷なことを無理やりやらせてパワハラではないのか」「これやったからって売り上げは変わらない」というような批判的な声が一定数上がる。
今回の件で言えば、確かに高いところが苦手なメンバーにバンジーを跳べというのは、下手をすればハラスメントになり得るし、直接的な売り上げにはあまり関係がないかもしれない。それでも、彼女たちの姿を見た我々が、彼女たちの心情を想像してあげることには意味があるのかもしれない。
アイドルとは、言ってしまえばその存在自体が商品である。1人の少女のアイドルとしての人生に、人々は憧れ、好きになり、応援する。そして彼女たちもまた、自分の人生として、日々様々な仕事に挑戦しているからこそ、我々はその姿に心動かされるのだ。今回のバンジージャンプも、たとえどんなに辛い挑戦だとしても、それは彼女たちのアイドルとしての人生の一部に過ぎない。しかし、だからこそ、それを断念してしまうことは、同じく人生の一部である今までの頑張りを無下にしてしまうことになる。アイドルとして、ひらがなけやきのメンバーとしてチームで頑張ってきたこれまでの人生を無駄にしたくない。それこそ、ようやく走り出した自分の人生をここで止めたくない。そんな覚悟が、彼女たちの挑戦する表情からは伝わってくる。であるならば、我々見ている側は、彼女たちの心情を想像してあげなければならないのではないだろうか。我々ファンだけは、彼女たちのこれまでに対する想いの強さ、そしてこれからに対する覚悟の強さを受け取ってあげなければならないのではないだろうか。