"頑張れよ"じゃなく"頑張るよ" /斎藤ちはる、相楽伊織が乃木坂46を卒業
乃木坂46の斎藤ちはる、相楽伊織の2人が、昨日7月16日に幕張メッセにて開催された乃木坂46 20thシングル発売記念個別握手会を以って、乃木坂46としての活動を終了。会場に集まったファンに最後の挨拶を行い、盛大な拍手に見送られながら、自身のアイドル人生の幕を下ろした。
以下は二人の挨拶の様子。
その後、花束を持った斎藤がスピーチした。「この6年間、楽しいこと、うれしいこと、たくさんあったけど、つらいこととか、苦しいこともいっぱいあって、でもそれを乗り越えて楽しんでやれてこれたのは、ここにいるメンバーやスタッフさんや、そして皆さんに出会えたからだと思います」と感謝し、「皆さんに出会えて、本当に幸せで、皆さんが背中を押してくれたから、私は次のステージでも頑張れます。皆さんに頑張ってる姿や、1人でも力強い姿を見せられるように、この先の人生も頑張っていきたいと思います」と誓った。そして「本当に7年間ありがとうございました」と頭を下げ、大歓声を浴びた。
続いて、相楽があいさつした。「この4年間、本当に、たくさんの人に出会って、たくさんの愛をもらって、本当に幸せでした」と涙を流して振り返った。「自分の中で、私は自信を持てないことが多かったから、本当に皆さんが何となく言ってくださった一言とかが、すごい勇気をもらったし、自信になってます」と感謝。「これからも、少しずつですけど、皆さんに元気とか、勇気とか、与えられる存在になれたらいいなって思います。これからも応援よろしくお願いいたします」とお辞儀し、大歓声を浴びた。
2人は最後の挨拶を終えると壇上から降り、端から端まで手を振りながら、集まったファンの声援にしばしの間、応え続けた。盛大な拍手とともにファンからは「ありがとう」「頑張れ」の声が飛び交っていた。
確かに、これまで支えてきてくれたファンがいて、これからも変わらず応援してくれる、そう思えるからこそ、彼女達も頑張っていけるのだろう。しかし、多分、これまでだって死ぬほど頑張ってきたし、それは彼女達にとってはこれからも変わらない。
だとしたら我々ファンにできることは何なのだろうか。
それは、彼女達にもらったものを大切にすることなのかもしれない。
応援を通して出会った人々、彼女らの姿を励みに頑張れた仕事、人によってアイドルに求めるものは様々だが、アイドルを好きになったことによって得た物、そのアイドルの姿から感じたことは誰しもが少なからずあるはずだ。
そう考えると、これからもずっと応援し続けることはもちろん、それら彼女達からもらったものをこれからも大切にしていくことが、"アイドルだった"彼女達への手向けになるのではないだろうか。
だからこそ、あえて、旅立つメンバーにはこう、送りたい。
「ありがとう、僕も(私も)頑張るよ」