アイドルって素晴らしい 〜Idolife is beautiful〜

大好きなアイドルを日本中、世界中に広めたい。たまにラーメンと映画と、他にも色々書くかもしれません。お昼休みの暇つぶしにどうぞ

平手友梨奈の帰還が欅坂にもたらすのは新たな境地か、崩壊か

 

 半年ぶりの待望の瞬間

 先日、日本テレビ系列で放送された『THE MUSIC DAY 伝えたい歌』に欅坂46が出演。平手友梨奈も昨年末の紅白歌合戦振りに歌番組に出演し、テレビでは初めて、平手友梨奈センターの「ガラスを割れ」を披露した。待望の平手の復帰と、その圧巻のパフォーマンスに興奮を抑えられなかった人も多かったのではないだろうか。

 中でも注目だったのは、センター平手に引けを取らない他のメンバーのパフォーマンスだ。圧倒的存在感を誇る平手に対抗するかのような一糸乱れぬ激しいダンスからは、メンバーの気迫が伝わってきた。それはまるで、センター不在のアニバーサリーライブを乗り越えて、ひと回りもふた回りも大きくなった欅坂46に、最後のピースがハマったと言わんばかりで、これから欅共和国、夏の全国ツアーと本格的に始まるステージに、新しい欅坂46を期待せずにはいられないものであった。

realsound.jp

 

変化した両者の融合がもたらすもの

 以前書いた以下の記事でも述べたように、今年4月の平手不在のアニバーサリーライブを経て欅坂46は以前とは全く違う姿に生まれ変わった。平手の偉大さを、彼女が見ていた世界を、初めて本当の意味で理解しようとし、それに近づくためにもがいた。

平手がいないとダメなんです」というメンバーの想いは、1年前も今も変わらないが、その真意は1年前とは真逆のポジティブなものになっているだろう。

milkeyfantom.hatenadiary.jp

 変化に関していえば平手も同様で、予てから突出した"表現者"としての才能を持ち合わせていた彼女が、アイドルという職業から離れて表現者の世界に身を投じ、様々な役者と接することでまた新たな価値観を得た事は間違いない。

 そんな両者が1つになる時、一体どんなものを我々に見せてくれるのか、期待が膨れ上がってしまうのは無理のない事だろう。しかし、パワーアップした彼女たちが混ざり合う結果が、必ずしもポジティブなものになるとは限らない。表現者としての感覚により磨きをかけた平手に、他のメンバーが再び諦念を持ってしまうことも十分にありうるからだ。そんな事はないと信じたいが、グループとして活動している以上、その集団全員が同じ方向を向く事は容易なことではない。そして、休業中のメンバー、二期生の加入による全員選抜廃止の可能性など、メンバーの気持ちを揺さぶるには充分である不安要素がまだまだ多い。様々な想いを持ってアイドルになったメンバーがいる中で、そんな環境の変化に耐えきれなくなってしまう少女がいてもおかしくない。

 

その覚悟の大きさが今、試される

 それでもやはり、ファンであるからにはその結末に希望を見出したい。先ほども述べた、センター不在のライブを乗り越えてメンバーが得たもの。その中で何よりも重要なのは、彼女ら一人一人が平手の見ている世界に触れる覚悟を持った事である。そしてそれが自分たちの新しい可能性を引き出したという自信が彼女たちにはある。その覚悟と自信が、これから起こるであろう幾多の荒波も乗り越えて行く手助けとなってくれることを願うばかりだ。

 平手の復活が、新しい漢字ワールドを完成させるのか、それともグループ崩壊の序章となってしまうのか、いずれにしても目前に迫った共和国のステージは、次なるステージへと進む欅坂46の試金石になることだろう。

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